朱家凹は明代の朱家王朝と関係があります。明の太祖・朱元璋の父、朱五四はここで修行し、霊宝天尊を拝し、朱元璋が帝を称すると、皇帝になったのは天尊の霊験あらたかな賜物だと考え、父方の従妹を伴って綿山を参拝しました。朱元璋第十二世の孫、明の世宗・朱厚聡は道教を篤く信じ、嘉靖十二年(1542)に綿山に登って祖先を祭った際、道士が祈祷する祭壇を設けるよう勅令を出しました。このほかにも、指路柏や護国安邦亭、盤龍石梯などの名所があります。古跡が点在していて実に壮観です。 洞玄宮。大殿内の正面に上清霊宝天尊が安置されています。太上道君とも称され、道教で尊敬される三人の神、三清の中で2番目に崇められている神です。頭上を光の輪が覆い、目に幽玄さをたたえ、左手でひげをひねり、右手に棒を持ち、天地を初めて開く、陰陽を初めて分けるという万物派生の根源である、太極の状態を象徴しています。両側にいる金の童は、棒を手にして思いのままの様子。両側左は、洞玄左真上宰に洞玄左真上相、右は洞真右上宰に洞玄右真上相です。大殿の天井にも塑像が掛かっています。左は夸父追日、父を誇って日を追い求める、右は嫦娥奔月、伝説上の仙女が月に走るという意味です。
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