綿山の建造物、山石の上には無数のイルミネーションが施され、夜はまばゆいばかりの美しさである。人文的景勝地の上方の灯図は陰陽説に基づく八卦の順に並び、それぞれが意味を持っている。日が暮れると、これらの図形が美しい夜景へと変わり、懸崖道路沿いの様々な灯図は綿山の夜の見どころとなっている。山門に近い龍頭寺から一番奥の雲峰寺まで8つの地点で大型の灯図を見ることができる。 一、龍頭寺の玄天灯:厄除けと天下太平 明の建文の時代、燕の国王の朱棣は武力によって皇位についた。朱棣は戦を好み、武大帝として全国各地に武道の寺を建て、玄天大帝をうやうやしく祭っていた。永楽帝は皇室の発祥地である綿山の朱家凹で修行し、天下を治めてからは次男に龍頭寺で玄天灯図を祀らせ、国の発展を願った。その後、国は天下太平、五穀豊穣となり“永楽之治”と呼ばれた。 二、聖乳泉の四象灯:家庭円満と家内安全 宋の嘉佑三年,仁宗が重病を患い、王位継承をめぐり皇室が不安定になった時、宰相の文彦博は故郷に戻り星図に拝み天下の安定を祈願し、聖乳泉に二十八宿灯図の祭壇を設けた。その後仁宗は養子を皇太子として皇位を継がせ、皇室は円満、国は安定し繁栄を遂げた。
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